福岡県宗像市のリラクゼーションサロン「ふわかるにこ」のです。
当サロンでは2022年から月桃を露地栽培しています。
野生の月桃は鹿児島県の南端、佐多岬が北限らしいのですが、当サロンの月桃は今年も立派に育っています。
今年は月桃の葉でお茶を作ろうと思い、ばっさりと収穫。
なんとなく体に良さそうなイメージのある月桃ですが、具体的にどんな効能があるのか調べてみました。
月桃とは

月桃はショウガ科ハナミョウガ属の植物です。
「月桃(ゲットウ)」という日本名は、台湾の現地名「ゲイタオ」に由来するといわれています。
葉が三日月、花のつぼみが桃の実のような形をしていることから、「月桃」の漢字が当てられたとする説が有力です。
原産地は東南アジアまたはインド南部で、日本では沖縄県から鹿児島県南部に分布しています。
沖縄県では古くから薬用植物として利用されており、野生の月桃が広く自生しています。
暖かい気候を好み、野生の上限は鹿児島県南端の佐多岬といわれていますが、栽培条件によってはもっと北でも可能なようです。
ちなみに当サロンは福岡県宗像市に位置しており、冬はかなり寒くなるのですが、露地栽培でも育っています。
真冬になると地上部が枯れてしまいますが、春になると再び芽が出て、花を咲かせたこともありました。
月桃の効能

整腸作用
沖縄県では古くから薬用植物として月桃が利用されてきました。
沖縄では「サンニン」という名称で呼ばれることもありますが、これは漢方の健胃薬である「砂仁(シャジン)」が語源とする説があります。
砂仁はヨウシュンシャという植物を原料とする漢方薬で、ヨウシュンシャは月桃と同じショウガ科、見た目もかなり似ている植物です。

出典:Wikipedia
月桃にも健胃・整腸の効能があるとされており、沖縄では古くから種子を煎じて飲む習慣があります。
防腐・防虫作用
沖縄では食べ物を保存するために、月桃の葉が用いられてきました。
旧暦12月8日に、健康長寿と厄払いを願う行事「鬼餅(ムーチー)」で、月桃の葉で包んだお餅を食べる習慣があります。
月桃の葉で包むのは、月桃に抗菌・殺菌・防腐作用があると知られていたことに加えて、邪気を払う効果があると信じられているからです。
抗菌作用については琉球大学が2007年に発表した研究でも、その効能が認められています。
参照:https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/records/2001452
また、防虫剤としての効能もあるといわれ、細かく刻んだ月桃の葉を袋に詰めて、タンスの引き出しに置いたり、クローゼットに掛けたりする習慣もありそうです。
抗酸化作用
月桃の効能について調べると、赤ワインの34倍ものポリフェノールが含まれている、という情報が出てきます。
その根拠とされているのは、国民生活センターが2000年に刊行した「ポリフェノール含有食品の商品テスト結果」という資料。
参照:https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902188723390223
残念ながら中身を見られないので、「本当に34倍なのか?」という疑問は残りますが、月桃に抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれていることは間違いないようです。
抗酸化作用はそのまま美容に直結する効能を持っており、月桃を原料とする化粧品も数多く発売されています。