福岡県宗像市のネッシンリラクゼーションサロン「ふわかるにこ」です。

イチジクの葉っぱを煎じて飲むと、香り高くスッキリした味わいのお茶を楽しむことができます。

便秘や高血圧、肝機能障害などへの効能があるとされており、健康茶の一つとしておすすめです。

イチジクの葉のお茶の作り方と、効能と副作用についてご紹介します♪

無花果茶(イチジク葉茶)の作り方

  1. イチジクの葉を収穫します。
  2. 収穫したイチジクの葉を洗います。
  3. できるだけ重ならないようにザルに並べ、風通しの良い日陰で乾燥させます。
  4. 葉をつるして干しておくと、お部屋の芳香剤としても利用できます。
  5. 数日たつとパリパリに乾燥します。
  6. 乾燥した葉を急須に入れます。300cc の急須にイチジクの葉を1枚入れました。
  7. お湯を入れて5分ほど煎じます。
  8. イチジクの葉が抽出されて黄緑色に変われば、イチジク葉茶の出来上がりです

イチジク葉茶の効能

イチジクは古代から栽培されている植物で、食用としてだけでなく、薬用としても広く用いられてきました。

約2千年前のローマ帝国期の植物学者、ディオスコリデスの著書『薬物誌』に薬効が記されており、漢方では無花果葉(むかかよう)という生薬として使われ、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも利用されています。

漢方ではイチジクの葉を煎じて飲むことで、便秘や高血圧などへの効能があるとされています。

便秘についてはディオスコリデスの『薬物誌』にも記載があり、実際にイチジクには「ペクチン」という水溶性食物繊維が豊富に含まれていることから、整腸作用を期待できる植物です。

また、イチジクの葉には体内のナトリウム(塩分)排出を促す「カリウム」が豊富に含まれています。

さらに、血管拡張作用があるとされる「スコポレチン」という成分も含有していることから、高血圧や動脈硬化などへの効能も期待できます。

アーユルヴェーダにおいては、肝障害機能の治療にイチジクが用いられてきました。

近年の研究でも、イチジクの葉の抽出物に肝機能を保護する作用が見られた、という論文が発表されていることから、伝統的に受け継がれてきた知見が科学的にも解明されようとしています。

このようにイチジクの葉にはさまざまな効能が期待できます。

煎じてお茶にすると香りがよく、クセや渋みがなく美味しいで、ぜひ飲んでみてください♪

イチジク葉茶の副作用

イチジクに含まれる「プソラレン」という成分が、副作用を起こす可能性があるといわれています。

プソラレンには紫外線への過敏性を高める効果があり、イチジクの実を食べると日焼けしやすくなるというものです。

そのため、イチジクを朝食べるのは良くないなどといわれていますが、よほど大量に食べない限りは問題ないとされています。

少なくともイチジクの葉を煎じて飲むだけなら、副作用を心配する必要はほとんどないでしょう。

どんなに身体に良いとされている物でも、食べ過ぎたり飲み過ぎたりするのはただの偏食です。

イチジクの葉茶を一日に何杯も飲むことはあまりないとは思いますが、くれぐれも飲み過ぎにはお気を付けください。